習慣の力が強いのは時間を味方につけることができるから。

ほぼエッセイ

習慣が大事とはよく言ったもので、誰もが習慣の重要性を知りながら、さりとて「三日坊主」という言葉があるように、実行するのは難しいわけです。

なぜ習慣に価値があるのかを自分なりに分析してみると、習慣は時間を味方につることで大きな成果を育むことが出来るから、なのではないかと思います。

だいたいにおいて毎日の習慣というのはそれ1回自体にかかる時間は短いものです。たとえば歯磨きは数分ですし、新聞を読むのでも30分とかその程度のものです。1日が24時間であることを考えると、日々の習慣にかけられる時間は多くて1時間といったところでしょう。それ以上であれば、もはや習慣以上の何かです。

さて、1日に10分の習慣でも6日で1時間であり、1年続ければ約60時間です。これを10年続けると600時間で、一朝一夕に追いつこうにも時間が足りません。何しろ1日は24時間しかない中でほかにも様々なことをこなす必要があるのですから。

こうして、ある習慣を持っている人と持っていない人では時間がたてば立つほどその差は開いていくわけです。ここでポイントなのは、習慣となっている当人にとってはもはや努力しているという気持ちはない点です。ただ暮らしているだけで他者に対するとアドバンテージが増えていくという金利生活のような状態です。

このように考えてみると、いかに早期によい習慣を身につけるかがその後の人生の豊かさを決める重要なファクターのようにも思えます。もちろん、逆もまた然りで、幼い頃に悪い習慣を身につけてしまうとどんどん人生は実り少ないものとなってしまうわけです。

時間というのは味方につければとても頼もしい味方ですが、うっかり敵に回すととてつもなく恐ろしい存在にもなり得るということですね。

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