現象だけをみて判断せず、背後にある事象に思いをはせる。

ほぼエッセイ

目に映る様々な事象に対して、その背後にある事情に思いをはせることなく、即物的に反応してしまわぬよう気をつけましょう、というお話。

最近の電化製品は内部的にはソフトウェア化がすすんでいるので、実態としてはプログラミングされた機械です。もちろん、スマートデバイスも例外ではありません。そういった製品に対して消費者は「○○はできないのか?」「××という機能は使いにくい」などと意見や要望を投げかけます。

それらは消費者としてはごく普通の反応であり、なんら批判されるような行為ではないのですが、ネット上の口コミなどをみていると少々的外れなものも結構な頻度でみかけます。ユーザにとっては自分のやりたいことが出来ていないので不満だということになるのでしょうが、それを開発者に直接言って解決するかどうかはまた別の話です。

開発者の側で解決可能な問題もあれば、ものによってはハードやその他周辺要素の制約により開発者の手には負えないケースもあります。したがって、単に開発者に対して要望をあげても解決の見込みがないとうこともあるわけです。

もちろん、その差異をユーザ側に判断しろというのは無理がある、というのもその通りではあります。ただ、時にGoogle先生に聞くと一瞬でその理由がわかるようなものもあったりします。その一手も惜しむ人が多いということなのか、ググることさえ難しいのか…。

どこまで自分で考えるかというのは難しい問題ではあるものの、なにか問題に突き当たったときには、一瞬立ち止まってその背後にある事情を理解することに努めたい者です。それが結果として自分の求めるリターンを得る近道となるのですから。

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