新しいことに手を出すのではなく、愚直に復習する。

ほぼエッセイ

繰り返し復習しないと忘れてしまうことは科学的も明らかですし、体感的にも誰もがしっているところ。しかし、現実にはなかなか復習をする機会はなかったりします…。

受験勉強にしても、何冊もの参考書に手を出すよりは一冊を繰り返しやる方が良い、というのはだいたい皆が知っています。にも関わらず、たいていの人は複数冊の参考書に手を出してしまう現実があります。

おそらく人間というのは新しいもの好きであり、飽きやすいのでしょう。それゆえ、常に新しいものを求めてしまうのです。結果としてどれ一つとして身になることがなく、すべては忘却の彼方へと流れてゆき、そこに投じたリソースはサンクコストとなってしまうのです。唯一絶対な時間というリソースさえ。

実のところ、おそらく成果をあげる方法というのは非常に単純なのです。基本に忠実でさえあればよいのです。ここで言えば、新しいものに手を出さず、本質的なものを愚直に復習して血肉にするということです。

ここでもまた、

成果をあげる人とあげない人の差は才能ではない。いくつかの習慣的な姿勢と、基礎的な方法を身につけているかどうかの問題である。(ドラッカー著『非営利組織の経営』)

という結論におちつくわけです。

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