■ ITの世界では日々様々な製品・ツール・サービスが
リリースされる一方で、
当然ながら提供終了となっていくものも存在します。
変化の激しいITを使いこなすにおいて、
新しいものをどんどん取り入れることと
流行廃りを見極めることの両立はなかなか難しいものです。
いまは流行っているサービスでも、
数年後には様々な理由によりなくなっているかもしれません。
■ そんな栄枯盛衰の激しい世界においては
Exit戦略を考えておくのは重要です。
この場合のExit戦略とは
「データをどうやって汎用的な形で
エクスポートするか?」
です。
ユーザにとって最重要なのは「データ」です。
サービスはそのデータをうまく活用するための手段です。
したがって、サービスは最悪なくなっても構いませんが、
データをロストするのは避けたいところです。
例えばBlogであれば、
Web上に文章が公開できるのであれば、
サービスとしては何でも構わないわけです。
しかし、肝心の文章が何かの際に失われては困ります。
よって場合によっては別なサービスに移行出来るように
データだけを簡単にエクスポート(バックアップ)できる
必要があります。
問題は、エクスポート機能がないサービスも多いという
ことです。
サービスを提供する側としてはユーザを囲い込みたいので
積極的に搭載しようとはしない機能です。
(特に無料サービスの場合)
とはいえ、ユーザの側としては使い始める前に
その存在を確認しておきたい機能です。
もし、エクスポート機能がないツール・サービスを
使うのであれば、
最悪ケースとしてデータがロストしても構わない
という覚悟が必要です。
つまり、安直に手は出せないということなのです。
■ ITの寿命などよりデータ=コンテンツの寿命の方が
はるかに長いのですから、
いかにして自らのコンテンツを守るかは
常に考えるべきテーマといえるでしょう。
今日の【まとめ】
■ 現在のITツール・サービスがなくなる可能性を想定せよ
■ エクスポート機能がないサービスに手を出すのは要注意
■ コンテンツをいかにして守るかは重要なテーマ