■ ネットショッピングといえば
いまやAmazonは欠かせぬ存在です。
ただし、だからといってAmazonが単なる
でかいネットショップだと考えるのは
早計です。
Amazonにはもう一つの顔があります。
■ Amazonは世界最大級のクラウド事業者
でもあるのです。
Amazon Web Service (AWS)
という名でクラウド事業を行っています。
IT業界では有名ですが、一般ユーザー
にはあまり知られていないかもしれません。
AWSの提供するコンピューティング
リソースを使って他の事業者が
サービス提供を行うのが一般的だからです。
例えば、動画配信サービスのNetflixは
AWSを使っているのは割と有名です。
また、DropboxもAWSを利用して
クラウドストレージを提供していると
いわれています。
いまどきのWebサービスであれば
どこかしらAWSが関わっていると
言ってもよいかもしれません。
この分野にグローバルで太刀打ち
できる日本企業は存在せず、
今後も現れる見込みは薄いことから
ますます多くWebサービスに
Amazonが関わることになるでしょう。
日本は物質的資源を持たぬ輸入国ですが
近い将来、コンピューティングリソースも
大量に輸入する国家になるかもしれません。
(ネット経由で輸入するので統計には
ほとんど現れないでしょうが)
■ 様々な場面でAmazonは「黒船」
と称され脅威を与えていますが
この分野においては脅威論が
となえられるよりも早く
あっさり飲み込まれて
しまうかもしれません。
いまのGoogleがそうであるように
Amazonなしでは生活できない時代は
すぐそこに待っているのです…。
今日の【まとめ】
■ Amazonは単なるネットショップにあらず
■ AWSなる世界最大級のクラウド事業者でもある
■ AmazonにITインフラを依存する時代も近い?