【IT論考β】 「記憶」が「記録」に取って代われる時代。[#276]

IT

■ 人間の記憶というのは曖昧な
  ものらしく、
  
  結構簡単に書き換わってしまうことが
  各種の研究で明らかになっています。
  
  
  どうやら人間の認知というのは
  自分たちが思っているよりも
  アテにならない存在なようです。
  
  
■ 「記憶」が実はそこまで得意ではない
  人間に対して、
  
  コンピュータは「記録」がすこぶる
  得意です。
  
  一言一句間違いなく保持してくれるうえに
  保存できる容量でも人間を凌駕します。
  
  
  少し前までは単に記録するだけでしたが
  最近は適宜その記録を活用してくれるように
  なりつつあります。
  
  
  Facebookを使っていると、
   「一年前の○○」
  のような投稿が自動で表示されますし、
  
  
  Googleのサービスを使っていると
  尋ねなくとも、スマートフォン上に
  関連情報を表示してくれます。
  
  【Google Now】
   https://www.google.com/intl/ja/landing/now/
   
  
  (iPhoneの通知センターでも
   そういった動作に近づきつつある模様)
   
   
  まだまだ完璧とは言い難いですが、
  こちらから問い合わせなくても情報を
  提示してくれるというのは革新的です。
  
  
  進化すれば、人間が記憶しておくべき
  情報は、いまより少なくなることでしょう。
  
  

■ 筆者としては、
  「人間がコンピュータに支配される!」
  などと煽るつもりはありませんし、
  
  まだまだコンピュータ(人工知能)は
  人間からは遠い存在です。
  
  (巷ではいろいろ言われてますが、
   昔の人工知能よりはかなり賢くなった
   というだけのことです)

■ ただ、時代がいまのような流れに
  あるときに、人間がなにを「記憶」
  しておくと一番効果的なのか?
  
  については考えてみた方が
  よいかもしれませんね。
  
  
 今日の【まとめ】
 ■ コンピュータは「記録」を活用しつつある
 ■ とはいえ人間が代替されるというわけではない
 ■ 人間が「記憶」しておくべきものとは??

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