■ 宿泊施設や交通期間などでは
「○○日前までの予約で」
という条件付きで、
安価になることが多々あります。
いわゆる「早割」の類いです。
航空機のチケットではよく使われますし、
高速バスや新幹線などでも設定がみられます。
割引率が高いことが多いので
使わないのはもったいないのですが、
気をつけたいのは交換条件として課される
制約です。
■ 一般的に割引率が高いものほど
変更・キャンセルに対する制約が厳しくなります。
もっとも極端なのは、LCCの最安タイプの航空券で、
キャンセル(払い戻し)が不可能です。
(※割高な手数料により日程変更可)
ほかにも変更やキャンセルに割高な手数料が
かかるタイプのものは多々あります。
もちろん、販売する側からすれば
早めに予定を決めてくれる人へのインセンティブ
としての割引なので、
そうころころと変更出来る設計なはずは
ないのですが、、。
見方を変えれば、スケジュールのコントロール権を
売り渡すことによって割引という対価を得ている
ともいえます。
つまり、ある種の時間を換金していることになります。
スケジュールに変更の余地がないケースは
よいのですが、
チケットに制約されて、
人生の糧となる機会を見送る羽目になっては
本末転倒です。
場合によっては、
変更・キャンセルの手数料を甘んじて支払う
正規料金での購入を行う
ということも必要でしょう。
■ ちなみに、制限が非常に緩いと思われるのは
「エクスプレス予約」の「早得」で、
発車6分前まで変更・キャンセルが
通常と同じ条件で行えます。
この手のチケットは制約条件を勘案しながら
使いこなしたいところです。
今日の【まとめ】
■ 早割の類いは変更に制約があるがゆえに安い
■ 見方によってはスケジュールのコントロール権を
売却していることになる
■ 制約条件とのトレードオフを見極めつつ利用を