はたしてそれは本当にお得なのか?

ほぼエッセイ

世の中には多種多様なポイントカードが存在します。近年は加盟店で共通化された統合ポイントカード的なものもありますが、財布の中がポイントカードでいっぱいという人も多いのではないでしょうか。

もともとポイントカードというのはリピートでの来店(=顧客の囲い込み)を狙っていたのでしょうが、近年のポイントカードは購買情報を収集するための手段になっているようです。ある意味では購買情報を提供する代わりに幾ばくかのポイントをもらっているというような状況になっています。つまり、ポイントというのは購買情報の対価であると。

このあたり、どれだけ購買情報を提供するのをよしとするかは個々人で変わると思うので判断は難しいところです。ただ、もう一つポイントカードにまつわる手間というのも加味して考えておきたいところです。

最近はコンビニやカフェでも統合型ポイントカードを採用しているところは多いので一日に何度となくポイントカードを使う機会がある人も多いことでしょう。塵も積もれば山となるので、少額の決済といえどポイントをため続ければばかにならない金額になる一方で、一回一回の手間をどう捉えるかは難しいところです。

手間をかけているということは、すなわち時間をかけているということです。そして、その時間は有限です。幾ばくかのポイントをもらうために貴重なリソースたる時間を消費しているのです。時間でお金(ポイント)を買っているとも言えます。

総合的に考えたとき、はたしてコストにみあうリターンがあるのかについても、一度考えてみる必要があるやもしれません。

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