バイラルメディアも栄枯盛衰?

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最近のトレンドワードとして「バイラルメディア」というものがあります。SNSによって拡散されやすいような記事を作り、Twitterのリツイートやfacebookのいいねやシェアによって拡散されるのです。

これが一過性のブームで終わるかどうかについてはネット上でも見解がわかれるようですが、バイラルメディアも玉石混交、群雄割拠時代であることは間違いないでしょう。

バイラルメディアで取り上げられるネタというのは、ついついシェアしたくなるようなネタです。いきおい、人間の理性よりも感情に働きかけるものが多くなります。人は感情によって行動を起こすからです。

取り上げられるネタのカテゴリは多種多様ですが、いかに人の興味をひき、感情を揺らすかという点では同じです。

一方で、バイラルメディアが取り扱うネタはネット上にすでに存在している情報をピックアップしたものがほとんどです。独自の取材に基づく新情報や新たな見解ではないのです。つまり、ネット上に新しいネタが供給され続けないと立ちゆかなくなるメディアです。供給量を超えて記事を提供し続ければ、資源のようにやがて枯渇します。

しかしも、段々と人間は刺激になれていきますから、同じようなネタでは反応が悪くなる可能性は大です。つまり、どんどん刺激的なネタにしないと拡散されず、バイラルメディアとして成り立たなくなる可能性もあります。

このあたりを勘案すると、少なくともいまの群雄割拠時代がいつまでも続くことはないだろう、と予想されます。完全に衰退するのか、一部の有力なメディアだけが残るのかは不透明ですが、これから淘汰がはじまることでしょう。

栄枯盛衰は世の習いなのです。

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