【IT論考β】 選択肢が増えれば捨てる力が求められる。[#379]

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■ ひところ「想定の範囲内」という
  言葉が流行りましたが、
  
  様々なことを想定内に収めるには
  相当な想像力が必要です。
  
  
  世の中なにが起こるか
  分かりませんから
  
  いざという時に右往左往
  しないように、
  
  様々な事を想定できる能力
  は非常に重要です。
  
  
■ ただし、想定の範囲を広げれば
  広げるほど
  
  その対処法を検討する時間は
  より多く必要になります。
  
  
  一方で、現実に起こりえるのは
  そのうちの一つに過ぎません。
  
  (あいにくパラレルワールドは
   認識出来ないでしょうから…)
   
   
  ということは、色々考えたものの
  そのほとんどは結果として必要
  なかった
  
  ということが多々発生するという
  ことです。
  
  
  想定を広げて検討すればするほど
  無駄な部分が増えるわけです。
  
  
  もちろん、どこが無駄になるかを
  事前に知ることは出来ませんから
  
  想定を狭くするというのは解決策
  として適当ではありません。
  
  
  それでも、検討に使える時間が
  有限である以上は
  
  どこかで線を引く必要が
  出てくるでしょう。
  
  
  具体的には想定は出来るが
  ほとんど起こり得そうもないケースは
  
  検討対象からは外す(捨てる)
  ということが必要になります。
  
  様々なケースが考えられる中で
  見込みのないモノをいかに早く
  見切るか?
  
  が重要になってくるわけで
  取捨選択する力が求められるのです。
  
  
■ 何をするにしても選択肢の多い
  現代を生き抜くには
  
  捨てる力というのは重要な
  能力かもしれませんね。
  
  
 今日の【まとめ】
 ■ 想定を広げるほどに選択肢は増える
 ■ 見込みのない選択肢は早々に見切る
 ■ 選択肢が多い現代は捨てる力が重要 

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