■ 企業のシステムには「見える化」を
主眼に置いたものが多々あります。
日々の活動にともなって作成される
様々なデータも加工をしなければ
単なる数字の羅列です。
その数字から意味を汲み取ることは
論理としては可能ですが、
判断を求められるマネジメント層は
単なるデータを読み解くほどヒマでは
ありません、、、。
したがって、それらの数字を加工し
必要に応じてグラフ化するシステムが
喜ばれるわけです。
いま盛んに言われているビッグデータ活用も
その中の一つといってもよいかもしれません。
データとしては存在はしていても
人間には理解しがたかったものを
統計処理を施して可視化することで
意思決定に活用するのです。
■ 基本的に人間というのは目に見えるものしか
理解しようとしません。
可視化されていれば「見る」だけですが、
曖昧模糊とした概念は「考え」ないと
分からないからです。
したがって、コミュニケーションにおいて
速やかに理解を得たいのであれば
情報をどれだけ可視化された状態で
渡せるかにかかっているといっても
過言ではないでしょう。
無論、言語化というのも一つの可視化です。
脳内のイメージを文字によって表現
可能な状態にしているといえるからです。
「言葉にしなければ伝わらない」
などといいますが、
それはおそらく「可視化されないと伝わらない」
と同義でしょう。
もちろん、言葉でなくとも図や絵で示せる
のであればそれでもよく、
むしろ、その方が理解が的確かつ早いと
言えるでしょう。
いまのところ人間はテレパシーを
使えるようになっていませんから、
コミュニケーションを円滑に行うには
何らかの形で可視化をすることが必要です。
■ どのような「見える化」が効率的・効果的かを
考えながら過ごす必要がありそうですね、、。
今日の【まとめ】
■ 人間は目に見えるものしか理解しようとしない
■ コミュニケーションを円滑に行うには可視化が重要
■ 見える化するスキルを磨くことが必要か?