■ 近頃、巷では「ITが仕事を奪う」的な話題が
多いような気がします。
ITが人間の仕事を代替するようになるというのは
ある程度は事実です。
電話の自動交換機によってオペレータは
ほとんど必要なくなりましたし、
Web予約が普及したことによって
航空券の電話予約も激減したりなど、
実質的に絶滅した職種は確かにあります。
最近は大量データを統計的に解析することで
人工知能が学習するようになったことで、
「ITが仕事を奪う」
という論調が顕著になっています。
それはそれで間違いではないと思いますが
個人的には
必要以上にビビる必要もないかなぁ
とも思っています。
■ その理由はいろいろとあるのですが、
「技術的に可能だからといって
それが現実になるとは限らない」
というのが理由の一つです。
例えば、
やっと現実になりそうな「マイナンバー」は
何十年も前から提唱されていました。
技術的に考えれば、ITを使うのに
「個人を特定出来る一意な記号」を
割り振らないほうがナンセンスです。
(技術的には難しい話ではありませんし)
しかし、抵抗勢力が何十年もその現実化を
阻んできたのです。
これはほんの一例ですが、重要なのは
「人間の意思決定は技術的な優劣で
決まるほど単純ではない」
ということです。
今後もIT(コンピュータ)に行わせる方が
良い結果が得られる事例は増えるでしょうが、
それを採用するか否かは人間次第です。
■ つまるところ、
じぶん自身がITよりも信頼されるような存在
であるよう生きていくことが肝要なのでは
なかろうかと。
自戒を込めて。。
今日の【まとめ】
■ ITが仕事を奪うというのは半分本当だが…
■ 技術的に可能でもそれを採用するかは別問題
■ ITよりも信頼されるような存在であれ