■ 職住近接であれば日々の移動時間というのは極小に
抑えることができます。
時間のロスにつながりやすい移動時間が削減出来るのは
よいことですが、とはいえ全く移動しない生活というのも
困難です。
ビジネスパーソンならば、出張などの遠出は避けがたい
でしょう。
(旅行などは移動そのものも楽しみだったりするので
本稿では対象外です。)
そのような避けがたい時間をどのようにあつかうか?
それが生産性に差がつくポイントのひとつになるやも
しれません。
■ 最近の新幹線はコンセントが設置されている車両が
多いですし、インターネット環境も手に入れやすく
なっています。
航空機では国際線の一部などではWi-Fiサービスや
シート電源の設置があるようですが、まだ少数派です。
同じ新幹線でも普通車とグリーン車を比べると
グリーン車の方がはるかに快適な空間を得ることが出来ます。
(付加料金を支払っているので当たり前ですが、、)
たんなる贅沢と捉えてしまえばそれまでですが、
知的生産にはやはり快適な環境が必要です。
喧噪の中でクリエイティブなアイディアが出てくる人は
極限られた人でしかないでしょう。
知的プロフェッショナルが生産性を高めるために
快適な空間が必要なのならば、
グリーン車の料金は必要経費とみることもできます。
閑散期ならまだしも、繁忙期の混雑した車内で
疲弊しながら移動するならば、
いっそ付加料金を払ってでも快適空間で仕事をしながら
移動をした方が心身にもやさしく、かつ良質なアウトプットが
得られるかもしれません。
「3時間の移動」のためのコストが、「3時間の執務空間」の
コストに転換されるというわけです。
そのための方法は前述のグリーン車以外にも
「乗換回数を少なくしてまとまった時間を確保する」とか
「『こだま』などの時間はかかるが空いている空間を確保する」
など考え方しだいで色々あるでしょう。
ものによっては「移動時間」自体は増えるものもありますが、
それほどコストをかけずに快適な「執務空間」を確保できる点が
重要です。
知的プロフェッショナルたるもの、
このあたりまで総合的に勘案しつつ移動手段も選択したいものです。
■ 安物買いの銭失いならまだしも、
安物買いの「時間失い」はより大きな損失ですから。
今日の【まとめ】
■ 職住近接は移動時間を極小化する
■ それでも出張など遠出からは逃れられないのがビジネスパーソン
■ いっそ移動時間を執務空間にかえるような移動手段選択を