■ 同じことの繰り返しを正確かつ高速に
行えるのがコンピュータの強みです。
ゆえにITというにはイニシャルコストが
かかろうとも、
それを回収して余りあるほどのメリットを
享受できることが多々あります。
よってIT「投資」が成立します。
しかし、
この「投資」は永遠ではないことも多く…。
■ 最もわかりやすい例は、ハードウェアです。
具体的にはパソコンやタブレットなどで
いつか壊れて使えなくなります。
そうでなくともITの進化はめざましく、
数年もたつとそのIT機器は時代遅れになっています。
そうすると新しい機能を使うことは出来ず、
得られるメリットは相対的に減少します。
また、サービスやソフトウェアにも
サポートサイクルという考え方があり、
いつかはサービス・保守提供が終了となる
時が来ます。
そうなればそのサービスやソフトウェアは
使えなくなりますし、
それらを扱うために時間や費用を投じて
習熟したスキルも利用できなくなります。
■ このように、ITにおいてはお金や時間を
投資したとしても、そのリターンは永遠では
ないケースが多々あります。
それでも、投資した分を高速に回収
できることが多いので、投資として成立します。
世間の投資の中には、一度の投資で
半永久的にリターンを得られるモノもありますが、
ITにおいては一定期間で回収しきることを
念頭に置いて行動するのが肝要かもしれません。
事実、エンタープライズな世界では
過去のIT投資に縛られて新たな行動を
起こせなくなっている例は枚挙にいとまがありません。
■ 身軽であること自体がメリットである個人が
その身軽さを失わぬよう、
少し注意しながら
ITと付き合うことも必要かもしれませんね。
今日の【まとめ】
■ IT「投資」のリターンは永遠ではないことが多い
■ ハードウェアの故障や陳腐化、サービスの終了は宿命
■ 一定期間内で「投資」を回収しきるよう意識して