【IT論考β】 IT投資は賞味期限を意識して。[#180]

IT

■ 同じことの繰り返しを正確かつ高速に

  行えるのがコンピュータの強みです。

 

  ゆえにITというにはイニシャルコストが

  かかろうとも、

 

  それを回収して余りあるほどのメリットを

  享受できることが多々あります。

 

 

  よってIT「投資」が成立します。

 

  しかし、

  この「投資」は永遠ではないことも多く…。

 

 

■ 最もわかりやすい例は、ハードウェアです。

 

  具体的にはパソコンやタブレットなどで

  いつか壊れて使えなくなります。

 

  そうでなくともITの進化はめざましく、

  数年もたつとそのIT機器は時代遅れになっています。

 

  そうすると新しい機能を使うことは出来ず、

  得られるメリットは相対的に減少します。

 

 

  また、サービスやソフトウェアにも

  サポートサイクルという考え方があり、

 

  いつかはサービス・保守提供が終了となる

  時が来ます。

 

  そうなればそのサービスやソフトウェアは

  使えなくなりますし、

 

  それらを扱うために時間や費用を投じて

  習熟したスキルも利用できなくなります。

 

 

■ このように、ITにおいてはお金や時間を

  投資したとしても、そのリターンは永遠では

  ないケースが多々あります。

 

  それでも、投資した分を高速に回収

  できることが多いので、投資として成立します。

 

 

  世間の投資の中には、一度の投資で

  半永久的にリターンを得られるモノもありますが、

 

  ITにおいては一定期間で回収しきることを

  念頭に置いて行動するのが肝要かもしれません。

 

 

  事実、エンタープライズな世界では

  過去のIT投資に縛られて新たな行動を

  起こせなくなっている例は枚挙にいとまがありません。

 

 

■ 身軽であること自体がメリットである個人が

  その身軽さを失わぬよう、

 

  少し注意しながら

  ITと付き合うことも必要かもしれませんね。

 

 

 今日の【まとめ】

 ■ IT「投資」のリターンは永遠ではないことが多い

 ■ ハードウェアの故障や陳腐化、サービスの終了は宿命

 ■ 一定期間内で「投資」を回収しきるよう意識して

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