■ タブレットの登場、スマートフォンの普及、
Windows XPのサポート終了などの影響から
パソコンのシェアは徐々に減っているようです。
特にホームユースにおいては
ブラウザが使えればOK
というケースも多いので、
パソコンを持たない家庭も増えている模様。
1990年代に始まった
パソコン(=パーソナルコンピュータ)の
時代は早くも終焉に向かっている、、、
のでしょうか??
■ その答えは、長期的にはYesでしょう。
パソコンが手段でしかない以上、
目的を達するよりよい手段が現れたら
駆逐されるのは必然です。
将来的にはパソコンはごく一部の専門家が
使う道具という位置付けになることでしょう。
しかし、それは長期的にであって
数年というスパンではないと筆者は見ています。
よく筆者が書いている
「アウトプットデバイスとしてタブレットは
適していない」
というのも理由の一つではありますが、
すでに作ってしまったIT資産をどうするか?
というより根深い問題が最大の理由です。
タブレットやスマホ生活に移行出来るのは
元々パソコンをほとんど使っていなかった層や
Webブラウザの利用がほぼ全てだった層です。
何かしらアプリケーションを使っていたり
すでに作り込んだファイルがある場合には、
それが脱パソコンの足かせになっています。
企業においてこの問題は顕著で、
ITの導入が早かった組織ほどパソコンなしでは
業務が回りません。
理屈としてはタブレット化が可能であったとしても
すでにパソコン向けに作ったシステムを改修するのは
莫大なコストがかかります。
したがって一朝一夕に脱パソコンとはならないのです。
■ そのようなわけで、まだしばらくの間、
パソコンを扱うスキルは
多くのビジネスパーソンにとって必須であり続ける
というのが筆者の見立てです。
ゆえに、パソコンを使うスキルを磨く投資は
いましばらくは有効ということになります。
今日の【まとめ】
■ 長期的にはパソコンは駆逐されるかもしれない
■ が、短期的には既存のIT資産が足かせになるからムリ
■ しばらくはパソコンを扱うスキルは重要であり続ける