■ 今回はすこしタイムリーなネタで考察を。
5/13にdocomoが「ガラホ」を発表しました。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1505/13/news156.html
その翌日(5/14)に、今度はauが「ガラホ」を
発表しました。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1505/14/news115.html
auは年初にすでに「ガラホ」を投入しているので
二機種目ということになります。
■ 中身はAndroidで外見はガラケーという
「ガラホ」が登場したこと自体には、
筆者としては意外性はありません。
スマートフォンであれ、ガラケーであれ、
ある種の電話機能付きコンピュータであることには
代わりありません。
相応の機能を持ったコンピュータである以上は、
OSの存在が不可欠です。
ガラケーはそのOSから各メーカで開発する必要が
ありました。
(一部で共通化する動きはありましたが)
しかし、OSの開発というのは難儀なモノです。
また、スマホの部品はコモディティ化が進んでおり
スペックにこだわらなければかなり安価になっています。
そのあたりを加味すると、OSの開発と部品調達が
メーカーにとって重荷になるのは明らかであり、
AndroidというOSS(無償公開されたソフト)と
スマホ向けの安価な部品が市場にある以上、
それを活用するのは時間の問題だったのでは?
というのが筆者の見解です。
そういう意味では、この流れは必然的なものです。
■ ただ、料金プランがうまく追随できるかは要注視です。
docomoがガラケー(3G携帯)の料金を踏襲したのに対し、
auは年初のモデルではスマホベースの料金体系でしたが、
今回の発表ではその中間的な新たな料金プランを出してきました。
電話メインなのか、データ通信がメインなのかによって
料金プランが選べるという点はありがたいところです。
ただ、データ通信をしたときに
どれくらいのデータ量になるかは
一般ユーザにはわかりにくいので、
新たな料金プランが浸透するかは不透明です。
しばらくは、両キャリアとも試行錯誤が続くかもしれませんね。
今日の【まとめ】
■ メーカーがコモディティ化した部品とAndroidを
採用するのは時間の問題だったかも
■ ガラホの登場はある意味では必然の流れ
■ 料金プランは試行錯誤がみられるので要注視