犬も”歩いたから”棒に当たる。

ほぼエッセイ

タイトルは間違いではありません汗。何事も行動を起こさなければ、学びはほとんど得られないというお話です。「犬も歩けば棒に当たる」とは、事を行おうとしている者は思いがけない幸運にあう、ということわざです。(悪いことに当たる場合にも使うようですが)

筆者は今のところ、この世は確率的に構成されているのではないかと考えています。ニュートン力学では方程式によって結果が一意に定まりましたが、その後に理論化された量子力学では物質の状態は確率的な存在で、観測した瞬間に定まるようです。

これは物理学の世界ですが、世の中で起きることも似たように確率的ではないかと思います。確率いうと「降水確率」が身近な存在ですが、実際には人間というのは確率というのをうまく認識するのは難しいようです。

確率が十分の一で当たるくじであっても、クジを引くという行為が独立であれば(箱からクジをひく毎に、くじを箱の中に戻す)、十回ひいたからといってあたりが出るとは限りません。とはいえ、クジをひく回数を増やすほどにどこかで当たる確率はどんどん高まります。(無限回ひいても当たらない場合も非常に小さい確率では残りますが)

野球において一流の打者でも打率は三割を超える程度で、逆に考えれば七割は凡打に終わります。またファーストリテイリングの柳井社長は「十勝九敗」という本を出版していますが、それだけ当たる確率は少ないと言うことでしょう。

しかし、打ち手(打数)が多くなれば確実に当たる(ヒットを打てる)可能性は高まります。したがって、いかに多く試行ををするかが当たりを引くには重要なのです。考えるだけで行動しなければ決して当たることはありません。

犬も歩くからこそ棒に当たれるのであって、歩かなければ棒に当たることはないのです。

というわけで、いかに活動量を増やすかが非常に重要ということになるでしょう。

自戒を込めて…。

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