優遇条件の改悪もありつつもそこそこを維持。【三菱東京UFJ銀行】

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メガバンク特集は最終回。
本日は、銀行コード:0005の三菱東京UFJ銀行です。
この銀行は優遇特典が優遇条件の達成具合できまるステージごとに少しずつ異なります。細かな条件はあるものの概ね口座の残高によってステージが決まると考えればよいかと思います。なお、メインバンクというサービスで口座を開設しておく必要があります。
ステージは、ホワイト・シルバー・プラチナの3段階です。それぞれ口座の残高が、10万以上・50万以上・500万以上が基本的な条件です。500万以上を低金利のメガバンクに預けるのはあまり得策とはいえないので現実的には10万以上なのか50万以上なのかで特典が変わると考えるべきでしょう。(投資信託なども含めて判定されるようですが、銀行での投資信託購入はおすすめできません。これについてはまた別途記事にします。)
まず、口座残高が10万以上のホワイトステージの場合です。
優遇特典は、
・三菱東京UFJ銀行ATMの時間外手数料が無料
・コンビニATM(イーネット・ローソン・セブン銀行)の利用手数料が月3回まで無料
です。
他行に比べると明らかに見劣りするように思えますが、実はそうでもありません。三菱東京UFJ銀行の場合は、なにも条件を満たさなくともコンビニATM(イーネット・ローソン・セブン銀行)の利用手数料は平日昼間については無料ですし、本支店宛の振込手数料も無料なので、夜間・休日などにコンビニATMを多用しなければ必要最低限のサービスは受けることができます。
コンビニATMの利用手数料を無制限に無料にするには、口座残高を50万以上にしてシルバーステージに移行する必要があります。ホワイトとシルバーの大きな違いはこの点と考えるとよいでしょう。制限をはずす方法がある点については先に紹介した三井住友銀行を上回りますが、そもそも制限のないみずほ銀行よりは劣ります。
前身であるUFJ銀行がATMの24時間化を早期に実施していたことや、東京三菱銀行の方針として頭取はシステム部門を経験させるなど、システムに対する経営陣の理解は比較的進んでいるのではないかとみることができそうです。
東海銀行が前身行に含まれるため、東海地方でも相応に支店数があることやKDDIと連携してじぶん銀行を設立しているという特徴があります。じぶん銀行自体はネット銀行としてはやや微妙なサービス内容ではあるものの、クレジットカードであるauじぶんカードはポイント還元率がよいので、auの携帯電話を利用している人にとっては一考の価値はあります。
上記の点を勘案しつつ、みずほ銀行と天秤にかけるというのが現実的な選択肢といえる気がします。
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