ルールに従って勝負する。

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世の中にはルールが無数に存在します。憲法という名の最高法規から、法律、条例など拘束力の強いモノが続き、契約、組織の規則、果ては不文律という暗黙のルールまで。

お堅い言葉の並ぶ法律や約款、規則集などは見るだけで気分が悪くなるという声もよく聞きますが、私はそういった類いのものは好んで読みます。規律に従って行動するのが好きな人間ではありませんが、ルールは自分を束縛するものであると同時に自分を守るものでもあり、戦略の土台となる公理だからです。
ルールのある世界で生きていくと決めた以上、そのルールに乗っ取って自分の目的を果たすべきで、はじめからそれを無視してコトを運ぶべきではありません。

たとえば、民主主義の世界で勝つのは多数派です。とするならば、民主主義の世界で何かを成し遂げるには多数派になる必要があります。従って多数派工作は勝つために必然の戦略です。資本主義の社会で勝ちを目指すのではあれば、資本力で勝る必要があります。
このように各々の世界には勝者を決めるルールがあります。勝者というと語弊がありますが、要は目的を達成するには、その世界のルールに従う必要があります。ルールを知らずに試合に臨むことほど愚かなことはありません。何事かを成し遂げたいのなら、まずはその世界のルールブックを熟読するべきです。

何かを成し遂げようとする者にとって恐れるべき世界は、自分に不都合な厳しいルールが存在する世界ではありません。ルールが存在するにもかかわらず、その世界の統治者自らがそのルールを無視している無法地帯なのです。

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