精神をコントロールする能力にはいかほどの価値があるか?

ほぼエッセイ

クリエイティブな思考には安定した精神状態が必要と筆者は常々考えているのですが、なかなかそれを実践するのは難しいものです。もちろん、神が舞い降りたかのようにアイディアが浮かぶときもあるのですが、それでは正に運次第です。

知識労働者が安定した成果を出し続けるには、精神状態を有る一定状態以上に保つことが必要でしょう。そう考えたときに、いくらかの投資でそういう訓練が行え、身につけられるのだとしたら、それにはいかほどの価値があるでしょうか?

たとえば、数十万、数百万だとして、それは高いのでしょうか。これは考え方にもよりますが、本当にそういう能力が手に入るのならば、安い買い物かもしれません。残りの人生がどれくらいかにもよりますが、数十年スパンで生きる人は多いはずです。

そして、衰える肉体と違い、知識労働者としてならば生涯現役も可能かもしれません。死の直前まで仕事をしていた知の巨人、ドラッカーが正に好例といえるでしょう。

そのように考えたとき、自らの精神をコントロールする能力というのは、人生において極めて波及効果の高いモノといえるでしょう。これが年収の数分の一で手に入るのであれば、安い買い物だと思うのは筆者だけでしょうか。

まぁ、上記は一例に過ぎないのですが、お金や時間を投じて手に入れられるモノには、極めて波及効果の高いものもあれば、その場限りで効果が終了してしまうものもあるということです。

どちらを重視するかは、人生観によるかもしれませんが。

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