スマートフォンは人をスマートにするのか?

IT

あっという間に普及率があがったスマートフォンをこのBlogでは幾度もネタにしていますが、本日もそんなスマホネタです。スマホの「スマート」という部分にフォーカスを当てていきます。

スマホの明確な定義はないものの、ここではiPhoneおよびAndroidの携帯電話としておきます。それ以前にもスマホと呼ばれるモノはあったのですが、故スティーブ・ジョブズ氏の言うとおり「電話が再発明」されてしまった今となっては、それらをスマホとも呼びがたいので…。

さて、「スマート(smart)」とは、「利口な、賢い」という意味があります。スマホというのは、さながら「賢い携帯電話」ということになるでしょう。確かに、いわゆるガラケーに比べると様々な事が出来て便利な存在です。問題は、それを手にした人間がどうなったかです。

本来なら電話がスマートになったのなら、その恩恵で人間もスマートにならなければなりません。手段としてスマホを使っているのですから、その目的を考えれば自ずと明らかなことです。

しかし、実際には人間はスマホに振り回されて、むしろ退化しているのかもしれません。ある調査によると、スマホの利用時間の大半はゲームだそうです。スマホアプリで高収益を上げる会社がゲームを出している事を考えるとむべなるかなと言ったところです。

ちょっとした娯楽としてスマホでゲームを楽しむ分には良いのですが、貴重な可処分時間をスマホゲームに大量投下しているのだとしたら、再考の余地ありです。快楽の世界にひたるのも一つの生き方なので、納得してその世界に没入する分にはよいのですが、なんとなく過ごして後から後悔することのないよう、ゆめゆめ注意したいものです。

スマートフォンは必ずしも人をスマートにはしてくれなさそうなので。

タイトルとURLをコピーしました