感情の積分値をプラスに保ち続ける。

ほぼエッセイ

喜怒哀楽が激しい人もいれば、緩やかな人もいます。穏やかな方が好まれるような気がしないでもないですが、問題は平均としてどの位置にいるかかもしれません。

単純に喜怒哀楽が激しいのであれば、喜ぶときは大いに喜び、起こるときには大いに怒るのでしょう。そして、その割合が同等であれば、ならしてしまえば平均値はゼロということになります。

これが、怒りっぽいということになると「怒」の割合が増えるので、平均は「怒」の方へ引っ張られるでしょう。もちろん他の感情についても同じことが言えます。

話を単純化するために、喜怒哀楽をプラスの感情とマイナスの感情の二つで考えることにしましょう。どれがプラスでどれがマイナスなのかは言わずもがなです。自分も他人も幸せになるのがプラスの感情と考えたら間違いはないでしょう。

さて、こうして誰にでもあるプラスの感情とマイナスの感情の波をならしてしまうと、ゼロよりプラス方向になる人、プラマイゼロの人、マイナス方向になる人にわかれるはずです。もうちょっと厳密には積分をするといったほうが良いかもしれません。

この積分結果がプラスになるのであれば、その人は世の中に対してプラスの感情を放出していることになりますし、マイナスならばマイナスの感情を世間に放出していることになります。どちらの人間が好まれるかはほとんど明らかなような気がします。

重要なのは、この積分結果は喜怒哀楽の激しさとは必ずしも一致しないということです。喜怒哀楽が緩やかな人であっても、基本的にマイナスな感情で陰鬱としているのなら、積分結果はマイナスになりえます。

単に感情の起伏だけじゃなく、積分結果(総和)としてどうかも考えて暮らしたいものですね。

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