自信こそが全ての源。

ほぼエッセイ

人がいかに外部環境の影響を受けるかについては、大前研一氏の名言である

人間が変わる方法は3つしかない。ひとつ目は時間配分を変えること。ふたつ目は住む場所を変えること。3つ目は付き合う人を変えること。

からもうかがい知ることができます。

自分に対して影響を与えてくるのが外界である一方で、目に見える成果もまた外界にあります。成果を目に見える形にするには自分の外に影響を与えなければいけないわけです。外から内に、内から外にと影響を与えあっているともいえるかもしれません。

このバランスが非常に難しいところで、ときに外から内への影響が過剰になることがあります。それは衝撃的な環境に身を置いたときかもしれませんし、元気のないときかもしれません。

そうなると内圧が外圧に負けてしまい、どんどん外界に押し込まれてしまいます。そうすると主体性を失い、自信を失い、行動力が落ちるというスパイラルにはまります。

主体的に過ごせていない時間を楽しいと思う人間は皆無でしょうから、このスパイラルは負のスパイラルということになります。ストレスも外圧のひとつですから、ストレスで精神的に参るというのもこの過程を踏むのかもしれません。

このスパイラルの中で一番怖いのが自信を失うことです。

自信とは、自らの能力・知識・行動などを自分で信頼しているという状態ですが、それは自分自身の思考です。思考は言語によって行われるので、自信を失った状態では、否定的な言語を用いて思考が展開されることになります。つまり自身の内的世界が否定語によって占拠されるのです。

これでは、外部に対して肯定的な影響(=成果・価値)を与えられるはずがありません。良くてプラスマイナスゼロであり、悪ければ外界(周囲)に負の影響を与えることになります。何より自分自身を見失いかねません。

このことは、自分の内的世界を肯定的な言語で構築し、自信を持つことが重要であることを教えてくれます。適切な自己肯定感である自身こそが全ての源であり、価値創出の源泉となるのです。

そのためには肯定的な内的言語を脳内にストックしておくことが重要ですね。

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