■ しばらく前からクラウドソーシングなる
仕組みが勃興しています。
仕事をネットを介してフリーランスに
発注するためのプラットフォームです。
(ある種のマッチングサイトですね、)
発注者側からするとフリーランスに
直接発注できるので安価であり、
受注側からするとネットで受注できる
ので自由な働き方ができると。
単価が安いという話があるみたい
ですが、今回はそこを棚上げして
直接発注・受注の負の側面に着目
しておきます。
■ 商取引で間に仲介者が入れば
当然そこにも利益が落ちるので
全体としてコストが高くなるか
末端労働者の収入が下がります。
これが仲介者をなくせば
その分コストがうくので
お金を払う側ももらう側も
うれしいように思われます。
(いわゆる「中抜き」ですね)
しかし実際には仲介者は
利益もとりますがリスクも
とってくれます。
発注側と受注側でなにかしら
問題が発生すればそこを調整
してくれるのが普通です。
直接契約では仲介者はいないので
当事者同士で解決するしかありません。
この場合、利害は真っ向から
ぶつかる形になり、
交渉は難しくなりがちでしょう。
そして、基本的に発注者側のほうが
力は強いですから、
受注者側は不利な条件で妥協
せざるを得ない状況も考えられます。
(報酬ゼロになるよりマシだと)
■ 本当に単純なタスクならばよいかも
しれませんが、
システム構築などはリアル世界でも
トラブルに事欠かないので
お互いにリスクが大きいのではと
思ってしまいます。
(ほぼ出来上がらないと目に見えない
ので、「想像と違った」ということが
起きやすいのです。)
結局は、大きな仕事はリアルに
戻ると思いますが…。
今日の【まとめ】
■ クラウドソーシングは中抜きができる
■ 仲介者がとってくれたリスクを被ることに
■ 単純なタスクなどにしか向かないかも