■ 人間というのはミスをする生き物ですし、
記憶力もたいしたことはありません。
(人間の記憶がいかに曖昧かは
【錯覚の科学】
を読むとよく分かります)
その変わりに、柔軟な思考が可能です。
コンピュータはその点では融通が利きませんが、
命令されたことはきっちり間違いなくこなします。
端的に言うと、
人間が
「めんどくさいなー」
とか
「飽きるなぁ、、」
と感じることをコンピュータに任せるのが得策です。
■ 優秀なITエンジニアは少なからぬ割合で
「自分でやるのが面倒だからシステム化して
コンピュータでやらせよう」
という発想をします。
つまり、世に出るIT製品・サービスには
そういう「面倒なこと」をサクッと済ませる仕組みが
多々ありますし、
既存のモノでも「面倒なこと」が含まれていたら
積極的に改良が加えられます。
したがって、ITを使っているにも関わらず
「面倒だなぁ…」
と感じるのであれば、
もしかすると使い方が不適切なのでは?
と疑ってみることも必要かもしれません。
例えば、
頻繁に使うファイルを開くのに
毎回フォルダを順に開いて手間取っているならば、
・ショートカットを作成する
・デスクトップ検索で開く
という、より効率的な手法を採用していないことになります。
あるいは、
ショートカットキーがあるにもかかわらず、
毎回メニューをたぐっているのも同じようなことです。
定型的に使う文言を毎回入力するのが面倒なら
単語登録をするとか、定型文機能のある変換ソフトを使うという
より合理的な選択が存在します。
面倒だと思うことがあり
かつその解決策が存在するならば、
それを採用しないことは
すなわち時間をドブに捨てていることに他なりません。
■ ITは(多くの場合)時間効率をあげるためにあるのであって、
それを使うことに時間を投下するのが目的ではありません。
もし、ITを使っていて「面倒だな」と思うことが
あったならば、
何か違う選択肢が存在しないか?
を考えてみるとよいかもしれません。
もちろん、
面倒なことが100%解決できるわけではないですが、、。
今日の【まとめ】
■ コンピュータは定型処理を高速処理するのが得意
■ 「面倒なこと」はITエンジニアが積極的に解決策を
生み出している
■ 面倒だと思ったなら新たな解決策が存在しないか
探るのも重要