■ パソコンの電源を切るときには、OSのメニューから
システム終了(Mac)/シャットダウン(Windows)
を選んで終了させなければいけないことは
パソコンを使う人にとっては周知の事実でしょう。
突然電源供給が遮断されると
メモリ(DRAM)上のデータは消えてしまうため、
作業中の内容が飛んでしまいます。
それどころか、
OSの動作に必要なファイルに不整合が発生し、
正常に起動しなくなるおそれがあります。
したがって、稼働中のパソコンの電源を
いきなり切ることは御法度なのです。
(とはいえ、OSがフリーズすると苦肉の策として
強制的に電源を切らざるを得ないのですが…)
■ 停電などで電源供給が突然途絶えても
シャットダウンの時間を稼げるように
企業のサーバなど重要な機器には
UPS(無停電電源装置)
が利用されます。
UPSにはバッテリーが搭載されており
コンセント ⇒ UPS ⇒ サーバ
というようにUPSを間に挟むことで、
電気の供給が途絶えたときには
バッテリーからの電源供給に切り替わる仕組みです。
なお、UPSはあくまで、
シャットダウンに必要な時間を稼ぐだけなので、
長時間の電源供給は出来ません。
■ そのようなことを考えると、
長時間の稼働を前提とし、
大容量のバッテリーを搭載しているノートパソコンは
極めて停電に強い存在といえるでしょう。
ACアダプタで稼働させている最中に
電源の供給が途絶えたとしても、
自動的にバッテリーからの給電に切り替わる
優れものといえます。
当然、電源断に伴うデータの消失や
システムの不整合を気にする必要もなくなります。
■ バッテリーによる稼働時間の長短が気になる
ノートパソコンですが、
見方を変えるとバッテリーを搭載していること自体が
デスクトップパソコンに対する優位性があると
いえるのかもしれません。
なんせ、UPSを標準搭載しているとも言えるのですから笑
今日の【まとめ】
■ 稼働中のパソコンの電源は突然切ってはいけない
■ 突然の電源断は、最悪の場合には再起動不能に陥るため
サーバなどではUPSを利用する
■ バッテリーを搭載しているノートパソコンは電源断には
強い存在