重要なことは目に見えないところに?

ほぼエッセイ

思考をどう言語に落とし込むか、それもいかにして他人にうまく伝わる表現にするかは難しい問題です。

曖昧模糊とした抽象概念は頭の中では柔軟に働くのですが、外界に言葉として落とし込むとその抽象さゆえ、人によって解釈がばらつきます。これが抽象語の難しいところで、具体例を使ったり前後関係という文脈によってその言葉を規定することになるのでしょう。

「Being,Doing,Having」にしても、Beingは「在り方」なのでとても抽象的です。一方で「Having」は所有したいモノをあげればよいので具体的です。「Doing」も動詞で表現出来るのでかなり具体的な部類でしょう。より重要視すべき「Being」が最も表現が難しいというのはちょっとした皮肉にも感じられます。

これは、重要なことほど目に見えにくい、ということなのかもしれませんね。

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