電化製品の保証は有効か?〜保証を受けるためにかかる時間は補償されない〜

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時間が貴重なリソースであるというのはこのblogでも再三書いている筆者の主張ですが、それと電化製品の保証との関連を考えてみます。

 

電化製品を買うとたいていの製品は1年間の製品保証がついてきます。また、近年の大手量販店は別途ポイントなどで掛け金を払うことで延長保証が可能だったりします。延長保証に加入するかどうかというのは、またひとつ考えどころではあるのですが、そもそも製品についている保証が今回のターゲットです。

近年、筆者はこの製品保証はあってないようなものだと考えています。つまり、実際に壊れたときに保証を使っての修理を行うことをあまり想定していません。おそらく、一部の製品を除いては買い換えを行うと思います。(直せば使えるものを直さないと言っているので、エコではないというご批判は甘受します)実際に保証を受けるのがよほどの高額商品でもない限り割に合わないのです。

出張修理が適用される家電ならまだしも、小型家電は販売店への持ち込み修理です。そこからメーカの修理工場に送られて製品が戻ってくるのは1週間後などで、再度販売店へ引き取りに行かねばなりません。家の隣が販売店ならまだしも、移動時間や交通費が伴う場所となると結構な手間になります。確かに製品自体は元に戻るのですが、そのために費やした時間や手間、交通費は誰も補償してくれません。また、製品が使えなかった期間の不便も補償されません。時間に余裕がある生活を送っているならまだしも、時間が貴重だと考えているのなら、保証を受けるために失う時間の価値も考えねばなりません。

そうなってるくると、たいていは新品を調達するという行為が実際には発生するのではないでしょうか。特に、重要なモノほどすぐに代替品を調達することになりそうです。であれば、モノが壊れるのはある程度確率的に発生すると捉えておいて、いざそういう自体が発生したときにはすぱっと買い換えるのも一つの手であり、精神衛生上もよいのではないかと思うのです。

とはいいつつ高額商品は壊れないでくれと願うばかりですが…。

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