クレジットカードでポイントを稼ぐ? 〜どう選ぶか〜

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前回の記事でクレジットカードの話をしました。そして、「常時1%」のポイント還元率を目標にするのが非マニアな方にはいいのではないかといいました。

となると、「じゃあどれがいいの?」という話になるでしょう。筆者も時々聞かれるのですが、ベストなクレカはその人のライフスタイルによって変わるのでなんとも言えないというのが正直なところです。また、ライフステージによって持つべきクレカは変化するとも思います。したがって、個別なカードを選択する前に、少し業界の全体感を知っておくのがよいのではないかと思います。

 

クレカを考えると前提として、そのカードの発行会社(イシュアといいます)がどういう会社であるかというのがひとつポイントです。発行会社はたいていはカードの裏面に連絡先とともに書いてあります。そこに書いてある会社の業態で○○系というカテゴリわけが行われます。

代表的なものをあげると、銀行系・信販系・流通系・交通系・通信系あたりでしょうか。銀行系は、銀行あるいは銀行名が含まれるカード会社が発行するカードです。信販系は最近は業界の再編で銀行系などに吸収されるなどしてだいぶ数が減りましたが、カードローンを組むときに出てくる会社が主に信販系と考えればおおむね正しいかと。流通系はスーパーを運営している会社がカードを発行しているケースです。交通系は公共交通機関、通信系は通信会社の名前が出てくると考えてください。

クレカというのは、そもそもは借金をするためのツールなので、本来ならお金を貸すことが専業である信販系が強いはずなのですが、現在はさにあらず。以前はキャッシングなどで得た利益がポイントという形でカード保有者に還元されていたのですが、キャッシングに対する利率や限度額に対する規制が厳しくなったため、かなりポイントの還元率が悪くなりました。信販系は本業がやりにくくなってしまったので最近は元気がありません。

変わって台頭してきたのが、流通・交通・通信です。これらの共通点は、継続的な利用(決済)が見込めることです。スーパーでの買い物、通勤などの移動、携帯電話などの通信は継続的におこなれるので、必然的に継続的なカード利用が見込めます。カードの利用があれば、それに応じた決済手数料をカード会社は得ることが出来ますから相応の収入になるわけです。したがって、高めのポイント還元を行っているカードは多くがこの系統の業種が発行しています。この特定を考えると、上記の業態のカードは当面は存在感を示し続けるのではないかと筆者は考えています。

意外感はあるかもしれませんが、カード発行会社の業態というのは意外と重要です。

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