【新人SE応援企画・最終回】SEは知識労働者か?

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さてこのシーリズもぼちぼち最終回ということで。ネタが尽きてきたというツッコミはなしで。

 

本日は「SEは知識労働者か?」をテーマにお送りします。というより、「知識労働者たるSEを目指しましょう」というお話です。

SEという職業を「IT土方」と名付けた人はなんて才能があるんだと思わずにはいられません。名付け親の真意を確認することはできませんが、非常に言い得て妙な表現です。SEというのがある種の肉体労働者であり、成果が労働時間に比例し、体力の限界が引退の時期(いわゆるSE35歳定年説)であるという現状を見事に言い表しています。

 

システムを使う人は人間だから、などという主張もありますが、それにしてもいまのIT業界は人に依存しすぎているように思います。しかも、知識労働者としての人ではなく肉体労働者としての人に。おそらくは今後のテーマはSEがいかに知識労働者に転換していくいくかだと筆者は感じています。

昨日の記事にあげた楽をするための仕組み作りは、すなわちオートメーションであり、SEが知識労働者となるには必須な事柄のひとつだと思います。もちろんほかにもやるべき事はたくさんあるでしょうし、SEが知識労働者たるにはどうすればよいのか筆者が明確な答えを見つけているわけではありません。ただ、現状のままではIT土方と揶揄される状況からは脱却できないと思うのです。

 

知識労働者と呼ばれるためには相応の専門性も持ち合わせていなければならないでしょうから、単にコミュニケーション能力があるだけでは難しいでしょう。少なくとも、顧客はSEに対してはシステムの専門家であることを期待するのですから、その期待に応えられるだけの専門性は身につけておくべきです。もちろんポジションによって必要な専門性は違うでしょうがいずれにしても専門家であることが求められるのです。そして、それは知識労働者であることとそう遠くはないと思うのです。

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