マイノリティとして生き残るためのバリュー主義社会。

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マイノリティ宣言をしているものの、どやって生き残るかという戦略に欠ける。

マイノリティにとって最も驚異なのは民主主義である。民主主義とは多数派が勝つ社会。つまり、マジョリティが圧倒的力をもつ社会構造である。少数派の意見を尊重するという例外規定があることが多いが、最重視されるのはあくまでマジョリティの意見である。この世界でマイノリティが主導権をとることはない。

マイノリティが主導権をとれる最も身近かつ安直な世界は資本主義である。つまり、金にものを言わすのである。資本主義においては資本=金をもっているものこそが強者であるから、少数の資産家がこの世界を牛耳ることができるのである。しかし、資本主義は様々な歪みを引き起こしていることも事実である。修正資本主義として、これからはバリュー主義(価値主義)が台頭するのではないか。いや、むしろ台頭して欲しい。そう思う今日この頃です。

資本主義では金銭換算出来るものにしか意味=価値を見いだせないが、人々が求めているものは必ずしも金銭換算できるものとは限らないはず。それは幸せであったり自由であったり。それらを総称して価値と呼ぶことにしたい。そして、価値こそが意味をもつ社会(もちろん資本も価値の一形態である)。それがバリュー主義社会。この世界においてはたとえ金銭換算不可能であっても、人々に価値があると認められるものををもっている人間こそが尊重される。どれだけの価値を創出出来るか、あるいは持っているかによって評価される社会。そこでは、圧倒的な価値を持っていればマイノリティでも生き残れる。これからはそんな社会になっていくのではないか。NPOが台頭していることもそう考えると納得できる。

そんなバリュー主義社会で大きな価値を創出出来る人間として生き残っていこう。

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