SEに必要なのはITスキル?業務知識?

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SEという仕事をしてると、お客さま企業の業務知識をどのくらい知っているかというが重要という話になります。確かに、システムを作るとなるとシステムの要件定義の段階でどの程度お客様の業務を理解しているかというは重要です。したがって、業務知識偏重にあるSEは多い気がします。

確かに、現状ではそれはそれで必要不可欠な存在ではあるので、ないがしろにするべきではありません。

ただ、理想論をいえばお客さま企業のIT担当者に相応のスキルがあればぁる程度は要件に落とし込めるはずなので、そこまで深い業務知識はいらなくなるはずではあるのですが…。

前回の記事でも述べましたが、今後は「ITエンジニア」に活躍の場が広がるとみています。そうなってくると、顧客業務に精通しているかどうかよりも、ITに精通しているかどうかの方が遙かに重要であると筆者は考えます。顧客の業務知識への理解が深いほど有利であり重宝されるのは事実でしょうが、顧客が求めているのは、ITに関する知識による問題解決であって、顧客の業務を理解してもらうことではないのです。所詮、ITエンジニアが顧客よりも顧客業務に詳しくなれるはずもないのですから。(もし、詳しくなっている方がいるなら、顧客企業に転職した方が活躍できるのでは?)

結局は、ITの専門家として「ITエンジニア」の技量を必要としているのであって、単に業務知識を理解するだけのSEであれば、その先はありません。システムに落とし込んではじめて、お客さまに有用なモノが出来上がるのですから、業務知識に自信がある人であってもITの世界で生きていくのであれば、相応のITスキルを持つ必要があるでしょう。最もよいのは、業務知識もITスキルも両方持った「業務知識に詳しいITエンジニア」でしょうが、それはなかなか難しいところなので、重きをおくのであれば「ITエンジニア」たることだと思うのです。

やはり、筆者の経験を考えても、業務知識に精通している人間よりも「ITエンジニア」の数が圧倒的に不足しているので、そこは今後「ITエンジニア」のマーケットが無限に存在すると言った昨日の主張を支える根拠の一つにはなると思うのです。

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