【IT論考β】 普段と違うことをしなければ発想は乏しくなる。[#326]
■ 会社に勤めて月給(年俸)をもらう
いわゆるサラリーマンという存在が
これほどよく見られるようになったのは
そこまで昔ではないそうですが、
いまや多くの人が週5日9時〜17時勤務
を当たり前のようにこなしています。
(多少の時間差やシフトはあるでしょうが)
つまり多くの人が24時間×7日という
ルーチン的なサイクルで生活を送っている
ということです。
このルーチン化は作業効率には良い影響を
与えますが、知的プロフェッショナルの
思考にはあまり良くないかもしれません。
■ プロフェッショナルたろうとすると
ついつい自分の専門分野の世界に
のめり込みがちです。
しかし、自分の専門分野ばかり
見続けていると、実際のところどんどん
視野狭窄に陥るのではないでしょうか。
(専門性が高くなるほど細分化
していきますから…)
もし中長期的にみて成果をあげようと
するならば、あえて専門分野とは
違うことにふれた方がよさそうです。
一見すると、違う分野のことはほとんど
役に立たないように思われますが、
かといって同じことを見続けていて新たな
発想が生まれることもほとんどないでしょう。
現実には、まったく違う分野の世界から
着想を得た発明・発見というのは数多く
存在します。
具体的には違う事象に見えるからこそ
そこになんらかの共通点を見いだそうとし、
新たに抽象化された概念を生み出すことが
可能となるわけです。
そう考えると、より斬新な概念を生み出そうと
するほど、異分野からの着想というのは大事に
なるのではないでしょうか。
となると、ルーチン的な生活を送って
視野を狭くしている場合ではありません。
むしろ積極的に普段と違うことを行って
アイディアのタネを増やす必要があるのです。
■ 専門性のみならず創造性も求められる
現代の知的プロフェッショナルならば
様々な世界に触れる必要がありそうですね。
今日の【まとめ】
■ 現代は多くの人がルーチンな生活を送っている
■ 新たな発想は異分野とふれ合うことで生まれる
■ 積極的に普段と異なることを行うのが成果への道