■ 先日、単機能デバイスと汎用デバイスの
使い分けについて書きましたが、
果たして本当に単機能デバイスは時間効率を
あげてくれるのか?
を検討してみます。
■ 中間結論を先に書いてしまうと
時短効果としてはコンマ数秒に留まる
ケースも多い
ということになりそうです。
いまや、ありとあらゆる機能がスマホアプリ
として提供されているので、
特定機能を使い始めるまでの時間差は、
スマホのアプリを起動する時間文しか違わない
という事も多々発生します。
たとえば、電卓機能であれば
単機能デバイスたる電卓を手に取るのか、
スマホで電卓アプリを起動するのか、
あるいは、パソコンで電卓を起動するのか
の違いでしかありません。
(入力や計算速度に差がないという前提で)
したがって、単機能デバイスを保有することの
「時短効果」だけでみるとコンマ数秒かもしれません。
とはいえ、このコンマ数秒、つまり一手間というのは
侮りがたい存在です。
なぜなら、たった一手間を惜しんで便利な機能を
使わないという愚行を頻繁に冒すのが人間だからです。
電卓を使わずに時間をかけて暗算をしてしまったり、
途中でやっぱり電卓をとりだして時間を浪費したり、
なんて経験がある人もいるのではないでしょうか?
(筆者はときどきやってしまいます汗)
アラーム機能やタイマー機能もスマホやパソコンには
搭載されていますが、
アプリを起動しセットする一手間を惜しむと
うっかり時間が過ぎてしまった、、なんてことが
起き得ます。
■ また、汎用デバイスで機能を切り替えるというのも
オーバーヘッド(時間ロス)の元になります。
機能を切り替える時間そのものもそうですし、
作業中に他のアプリから(割とどうでもよい)通知が
来て、気が散ってしまうなんてこともあります。
(筆者は、Kindleで本を読んでいるときに
メールの通知が出ると集中力が途切れます、、)
■ このように、汎用デバイスによって生じる時間ロスを
総合的に勘案すると、
単機能デバイスのほうが時間効率がよくなる
という最終結論にいたります。
単に起動時間だけの差ではないというわけです。
今日の【まとめ】
■ 単機能デバイスも汎用デバイスも起動時間での差は
それほど大きくはない
■ しかし、汎用デバイスでアプリを起動する一手間は
人間にとって大きな障害
■ 機能の切替時のオーバーヘッドまで総合的に勘案すると
単機能デバイスに時間効率の優位性がでる