【IT論考β】 整理するよりも検索する意識で。[#54]

IT

■ パソコンのフォルダ分けや、メールのフォルダ管理を
  どのようにするかは悩ましいお題の一つです。
  
  整理術と同じように、人それぞれ分け方に
  好みはあるでしょうが、
  
  少なからぬ人が途中で挫折するのでは
  ないでしょうか。
  
  
■ フォルダ分けの悩ましいところは、

  「どのような軸で管理するか?」
  
  を
  
  「最初に」
  
  決めてしまうところにあります。
  
  
  特に堅調なのがメールのフォルダ分けでしょう。
  
  組織(グループ)で分けていたら
  特定の組織のフォルダだけが肥大化したり、
  
  プロジェクト毎にフォルダ分けしていたら
  複数のプロジェクトにまたがる用件のメールが来たり
 
  などなど、破綻する要素はあちこちにあります。
  
  
  特定の軸で分類するということに少々ムリが
  あるのでしょう。
  
  
■ 悶々と分け方に悩むのであれば、
  いっそ整理することを諦めるのも一案です。
  
  整理しておくのは、
  必要なときに必要なものをすぐに取り出したいから
  です。
  
  逆に考えると、それが出来るのであれば
  整理しないという選択肢もあり得るのです。
  
  そして、それを可能にするのが「検索」という
  行為です。
  
  
■ 例えば、Gmailの画面で一番上に表示されるのは
  検索窓です。
  
  つまり、
  「メールは検索で探してね」
  というのがGoogleの考え方なのでしょう。
  
  
  メールに限らず、
  
  Windows でも Mac でも、
  検索でファイルやアプリを探すことは可能です。
  
  Windows 7 なら Windows キー(田ミ)
  Windows 8/8.1 なら Windows キー + F
  (アプリの場合は Windows キー + Q)
  
  Mac なら コマンドキー + スペース
  
  で、検索窓が表示されるはずです。
  
  あとは、Googleで検索するときと同じように
  キーワードを入力すればOKです。
  
  
  実は、最近のパソコンでは、
  自動的に「インデックス」とよばれるものが
  裏で作成されていて、高速に検索出来るのです。
  
  (インデックスは本の索引のようなものです)
  
  
■ したがって、
  
   検索ですませ整理は諦める
 
  というのも一つの考え方ではあるのです。
  
  
  現実的には整理と検索のハイブリッドが
  最強なのかもしれませんが…。
  
  
 今日の【まとめ】
 ■ フォルダ分けに挫折する人は多い
 ■ 分類軸を最初に決める必要があるのが失敗の要因
 ■ いっそ検索ですべてを済ませるというのも手 

タイトルとURLをコピーしました