たとえ世間が祝賀ムードであろうとも、最低限のことは淡々と。

ほぼエッセイ

年末年始、とくに年始になると祝賀ムードで世間の空気感は特有のものになります。お正月を祝うという日本文化はそれとして価値がありますし、四季折々の過ごし方というのも古来から続く伝統です。とはいえ、それに流されるだけでいいのかは考えどころです。

人は習慣によって作られる
優れた結果は、一時的な行動ではなく習慣から生まれる

とはアリストテレスの言葉だそうですが、日々の積み重ねがその人を形作るのは間違いありません。

一年の始まりに新年の抱負を決めたところでそれが習慣として根付かなければ三日坊主で終わることは目に見えています。必要なのは心を新たにすることではなく、いかに淡々と日々の習慣を続けていけるかなのです。

そういった意味では、たとえ世の中が祝賀ムードに包まれる時期であっても、何らかのイベントの時であっても、最低限の習慣は続けていくことが望ましいでしょう。どんな理由であれば、一度断ってしまった習慣を取り戻すのは大変です。

一方で、習慣が目に見える成果として現れるまで一定の期間が必要です。せっかくそこまで築き上げてきたまだ目に見えぬ成果をそこで廃棄してしまうのはもったいないことです。そのときは多少不毛に思えたとしても一歩一歩積み重ねていくことで、後々大きな成果、それも指数関数的な成果となって現れてくるのです。

むしろ、そうなることを信じて、2015年最初のエントリとしておきます。

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