ITエンジニアが論理的に/ロジックでいろいろ考えてみるblog 進化途中なのでいわゆるβ版。

なぜ具体例を出すときは複数あった方がよいのか?

2014.09.02

何かを説明するときにはよく使う「例えば…」というフレーズ、それは抽象概念に対して具体的な事例が必要なときに登場します。この具体例ですが、複数ある方がより分かりやすくなります。

まずは、抽象と具体の関係からおさらい。具体的な事例から些末な部分をそぎ落として、共通となる部分だけを概念として抜き出すと抽象になります。つまり具体的な事例から抽象化が行われるとき、(余分な)情報が失われます。逆に、抽象から具体例を作ると、元の抽象にはなかった余分な情報が付加されることになります。

具体例が一つだけの場合、どの部分が抽象を具体化した部分で、どの部分が付加された余計な情報かを判別し難くなります。複数の具体例があれば、そこから共通部分を取り出し、元の抽象と対比することで何を抽象化しているのかを推測することが可能です。つまり、聞き手の側が抽象化の作業を再現できるように具体例は複数あるとよい、ということです。

もう一つは、どの具体例が聞き手にとって刺さる表現かは人それぞれ違うという理由によります。具体例を使うのは聞き手にとってより身近な表現を用いることによって、アナロジーの力を使って抽象の理解を促進する効果も狙っています。

したがって、聞き手にとってアナロジーを使いやすいネタを具体例として使っている必要があります。同じスポーツネタで説明しても、野球が分かりやすい人もいれば、サッカーのほうが分かりやすい人もいるはずです。よって、複数の具体例があった方がより多くの人に刺さることになります。

同じ話を聞いていても実は刺さっている具体例が違っているということがあり得るがゆえ、たくさんの具体例を持った話の方が多くの人にとって分かりやすい話になるわけです。


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