「成功」ではなく「成果」と書く、その理由は?

ほぼエッセイ

このBlogでは「成功」という言葉は極力使わないよう意識しています。似たような意味に思えても「成果」という単語を使うようにしています。それは、「成功」という言葉の響きがイメージするところよりも、「成果」という単語が想起させるイメージを求めているからです。

日本語で「成功」というとどんなイメージが浮かぶか? 多くの場合、たくさんの財産を得た、名声を上げた、地位を得た、というニュアンスになるのではないでしょうか。もちろん、それは誰もが多少なりとも望むところではあり、筆者にそういう欲がないなどとも言いません。資産や地位がある方が人生の選択肢が増えることは確かです。

とはいえ、そのような「成功」というのはあくまで自分の中で閉じています。資産を持っていること自体が、他人を幸せにさせることはありません。その資産を投じることで他人に幸福を与えられることはあってもです。

筆者が「成果」という単語にこだわっているのは、この言葉に「貢献」の意味を含有させたいからなのです。このBlogで「成果をあげる人」というフレーズはよく使っているつもりですが、それは上にあげたような「成功する人」という意味ではなく、「他者により大きな貢献ができる人」という意味で書いているのです。

価値観というのは人それぞれであり、もちろんそれで構わないと考えていますが、少なくとも筆者は「成果をあげる人」になりたいと考えています。せっかく生きているのであれば、誰かの、あるいは世の中の役に立ち、他者にプラスの痕跡を残す存在でありたいからです。

それはつまり、「何によって憶えられたいのか?」の一つの答えでもあります。成果をあげた結果として、お金や地位がついてくることもあるでしょう。しかし、「世に貢献した」という部分で憶えられるのと、「たくさん稼いだ」と憶えられるのでは違いがあるように感じられます。

どちらを希望するも自由なのですが、筆者であれば「世に貢献した」という方で憶えられる生き方を目指したいのです。無論、そのためには日々是精進なわけでありますが。

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