ロジカルシンキングを身につけるにはまずMECEから??

ほぼエッセイ

問題解決系のビジネス書とかロジカルシンキングを学ぶ系統の本を読むとフレームワークというのが出てきます。企業研修なんかでも教えてたりするので、フレームワークを「知っている」人はそれなりにいると思いますが、「使いこなしている人」というのを、筆者はほとんど見たことがありません。

そういえば先日、某有名戦略コンサルティングファームで長年実績を上げている方の話を伺う機会がありましたが、曰く「現場のコンサルタントでもフレームワークを使いこなせている人は皆無に近い」とのこと。真偽の程はわかりませんが、少なくともフレームワークを使いこなすのは実際のところは難しい、ということのようです。

かくいう筆者もフレームワークを使いこなせるわけではありません。ただ、フレームワーク「的」に思考することはあります。この思考の便利なところは、MECEがほぼ確実に自動で担保されることです。

MECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)を日本語に直すと「漏れなく重複なく」になります。そして、これが論理的思考の基本です。また、フレームワークはMECEになるように対象物をカテゴライズするものが多いので、そのフレームワークの使い方を著しく間違わない限り、MECEに思考を進めることができます。

ただ、この使い方はMECEに考えることが思考習慣として身についていないと事象をうまくフレームワークに当てはめられないという壁があるやもしれません。その辺が、結局フレームワークを使いこなせない人が多いという現実に繋がっているのかもしれませんね。

やはり、ロジカルシンキングの基本としてMECEに考えるクセというが必要なのでしょう。

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