個人間におけるコミュニケーションツールの変遷。

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e-mailというのが一般的になってからまだ20年にはならないでしょう。企業の世界ではe-mailはいまや仕事に欠かせないものになっていますが、さて個人のコミュニケーションではどうか。今日はそんなお話です。

 

最近はSNSにメッセージサービスが付随していることが多いので、かならずしもe-mailアドレスを知らずとも、SNSでつながっていれば簡単にコミュニケーションをとることができます。たしかに筆者もSNSのメッセージサービスを利用して友人・知人とコンタクトをとることも増えてきました。SNSのメッセージサービスは必ずしも即時に相手が読むとは限らないので、非同期通信なコミュニケーションです。

e-mailも同様に非同期通信なコミュニケーションですから、SNSのメッセージサービスで事足りるという人も出てくるのでしょう。もしかすると、個人のコミュニケーションとしてのe-mailはマイナーになる時代がこないとも言えない気がします。

さて、若者のコミュニケーションツールを考えてみると、一昔前はポケベルだったのでしょう。その後、PHSのメッセージサービスが使われ、携帯電話のメールに移りました。そしていまはSNSです。約20年間でだいぶ様変わりしたように思います。現代の中高生は物心ついたときから携帯電話があるのかと思うと隔世の感があります。

とはいえ、この20年で人間の本質が変化したとは思えませんし、人間同士のコミュニケーションの本質が変化したとも思えません。人間関係の古典といわれる、デール・カーネギーの「人を動かす」が出版されたのは1937年ですが、現代でも読み継がれているのがその証左かもしれません。

おそらくは、また数年後には新たなコミュニケーションツールが登場するのでしょう。しかし、そのときでもコミュニケーションの本質は変容しないでしょう。

コミュニケーションツールの移り変わりが激しい現代だからこそ、コミュニケーションの本質をおさえることがより一層に求められるということなのかもしれませんね。

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