雑誌を定期購読することで機会と時間を買っている。

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筆者は週刊誌を数誌定期購読している上に、まだ定期購読数を増やそうとしています。どれだけお金使うんですか、という話も聞こえてきそうですが筆者は定期購読にはかなりの価値があると思っています。

 

定期購読をすると、たいていの雑誌は1冊の単価は安くなるようになっています。当然長期契約であるほど単価は下がります。これに対して、「毎号が読みたい内容であるとは限らないから、読みたい号だけ買った方が安いのでは?」という主張があります。確かに単純に考えればその通りですが、定期購読には単に毎号買うという以外の特性があります。

まず、勝手に送られてきます。これ自体が非常に便利です。週刊誌なら毎週買うかどうかを吟味しに行く時間があるかという問題がありますし、月刊誌なら発売日を毎月覚えていられるのかという問題があります。読みたい号だけ買うためには、毎号の目次ぐらいは見て買うかどうかを判断する必要があるので、定期的に能動的な活動が必要です。定期購読であれば、勝手に送られてくるのでその必要がなくなります。つまり楽ちんかつ、時間が効率的なのです。わざわざ書店にいく手間も省けますし、買うかどうか考える時間もいりません。これが時間を買っているという意味です。

また、読みたい号だけ買うと言うことは、自分の主観によって入手する情報にバイアスをかけてしまうことを意味します。自分が興味がある、欲しいと思っている情報が本当に自分に必要な情報だという確証はあるのでしょうか?実は、あまり興味がないかもと思っていた情報が自分にとって有用だったり、偶然の出会いで新たな発見があったりもするわけです。新聞が電子化されても紙面という形には意味があるという主張はその通りで、紙面という形であればいろいろな記事が勝手に目に入ってくるのでネットで興味のあるニュースだけを見るよりも結果として幅の広い情報に触れられるというのはその通りだと思います。

セレンディピティという単語がありますが、大きな発見だったり、ヒット商品だったりというのは偶然の出会い=セレンディピティから生まれたという話は枚挙にいとまがないので、そこを考えても半ば強制的にいろいろな情報に触れるという意味はあると思うのです。

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