速読術は必要か?

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筆者は一時期、速読術の習得にはまったことがあります。多少の訓練をしたことで人並みよりは多少早く読めるようにはなりました。とはいっても、TVで出てくるような早さではありませんが。そんな速読術に関する私見です。

 

筆者の周囲にいる皆さんは速読術の話をすると結構興味を持たれます。筆者が訓練に使ったメソッドはネット上にも情報があるのでそれを紹介したりはするのですが、仕事をもつビジネスパーソンは時間の確保が大変なので実際に取り組む方は少ないです。筆者も学生時代の時間が有り余っているときに取り組んだだけで、いまからとやるかと言われると時間がないなぁ、と思ってしまいます。

では、忙しいビジネスパーソンは速読術を習得するべきでしょうか?

あえて習得しなくてもよいのではないかと筆者は考えます。たしかに、資料を読んだり雑誌を読んだりという情報処理は速くなるので、有用な技術であることは確かです。しかし、本を読むということで言うならば下手に早く読めない方がいいかもしれないとも思うのです。

熟読してこそ意味のある深みある本は速読で読むべきものではありません。その深みを理解するには結局は熟読せざるを得ません。速読術というのはある意味では、熟読する本を選ぶために利用するものといってもいいかもしれません。で、あるならば熟読すべき本を適切に選べさえすれば、早く読める必要性はそこまで高くないとも言えます。

したがって、もっともコストパフォーマンスがよいのは身近に速読が出来てかつ自分の読書の好みや何を読むべきかを判断できる友人をもつことかもしれないのです。

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