資格とります? 2012年版「いる資格、いらない資格 ITpro」

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本日はITの資格について、ITproの下記の記事を元に検討してみたいと思います。

[ITベンダー技術者編]プロマネを軸に領域を広げよ – 2012年版「いる資格、いらない資格」:ITpro

 

記事は、2ページ目以降は会員登録が必要なので、1ページ目の内容をネタにします。表1のランキングからは当blogでも指摘している、業界のプロマネ至上主義が確認できるだけなので、あまり面白みはありません。

 

どちらかというと図1にある、ユーザ企業のシステム部長がITベンダーの技術者に取得して欲しい資格と、ITベンダーの人事担当者が自社の技術者に取得させたい資格の比較です。

目につくのはユーザ企業がネットワークやデータベースのスペシャリストを重要視しているのに対して、ITベンダー側はさほど重要視していないことでしょう。ユーザ企業はITベンダーに対しては技術を持ったスペシャリスト的なSEを望んでいるように見えます。システムを発注する側の心理としては相応の技術を期待するのは当然といえるでしょう。一方で、ベンダー側は特定の技術よりもバランス感覚を重視したゼネラリスト的SEを望んでいるように感じられます。応用情報技術者は基本情報技術者よりも全体的にベースアップした能力を求めてのことでしょう。プロジェクトマネージャは当然バランス感覚が求められるゼネラリストですし、システムアーキテクトもシステムを構成する各種技術をバランスよく知っている必要があるという点ではゼネラリストといえます。事業やプロジェクト運営を重視するならこのような結果は当然でしょう。

 

しかし、全体的にユーザ企業の値はベンダー側の値を大きく下回っているため、そもそもユーザ企業は資格をベンダー側ほど重要視していないとみることもできます。とはいうものの、ベンダー側も客観的数値として公表できるから資格取得を推進している側面もあるので、業務において資格の有無を重視しているかというとそれはまた別な問題ともいえます。

結局のところ、資格はやはり資格でしかなく業務を遂行する能力がより重視されるという月並みな結論になります。

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