【IT論考β】 年賀状はこのまま衰退するのか?[#297]

IT

■ 日本における新年のあいさつ
  といえば年賀状は外せません。
  
  とはいいつつも、
  年賀状の発行枚数は2000年初頭を
  ピークに減少傾向にあるようです。
  
  
  筆者の周囲を見渡しても
  年賀状を(自分から)出すのやめた
  という人がチラホラいます。
  
  
  年賀状がこのまま衰退するのか?
  と問われれば、筆者の結論としては
  「Yes」です。
  
  
■ 年賀状の発行枚数が減少し始めた
  時期は、
  
  ちょうど携帯電話がほぼ全員に
  普及し始めた頃です。
  
  
  携帯電話のメール機能によって
  簡単に新年のあいさつが行えるように
  なりました。
  
  
  手間もコストもメールのほうが
  小さいですから、
  
  年賀状からメールに切り替える
  インセンティブは十分にあります。
  
  
  ただ、ここまでなら
  年に一回行うあいさつの手段が変わった
  だけです。
  
  
  しかし、その後のSNSの普及は
  状況を大きく変化させたといえます。
  
  SNSのない時代に
  遠方の友人や知人と近況を交換できる
  のは年賀状(新年のあいさつ)くらいでした。
  
  
  しかし、SNSの登場以後は
  SNSの投稿を通して年中それを
  知ることが可能になりました。
  
  
  ITの進化は単にあいさつの伝達
  手段だけでなく、そこに包含する
  目的のあり方まで変化させたといえます。
  
  
  したがって、これはかなり
  質的な変化をともなっているので
  
  今後も年賀状の発行枚数は減少を
  続けるだろうと筆者は考えたのです。
  
  
■ もちろん、総人口が減る時代では
  発行枚数が減ること自体は
  明らかではありますが、、。
  
  
 今日の【まとめ】
 ■ 年賀状の発行枚数は2000年初頭がピーク
 ■ 携帯電話の普及が新年のあいさつを変えた
 ■ SNSは近況を共有する機会を増加させた

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