【IT論考β】 知識と語彙力が解空間を決める。[#255]

IT

■ 計算機科学(≒IT)の世界では
  「解空間」という単語があります。
  
  (数学でもよく使われますが)
  
  解空間とは、
   答えが存在するかもしれない領域
  のことであり、
  
  それが、答えの候補となる選択肢の数
  ということになります。
  
  (なんだか難しい話になってしまいましたね、、)
  
  
  小難しくなりましたが、、
  この概念は人間の思考にもあてはまる
  だろうというのが今回のテーマです。
  

■ 人間の思考は目に見えないので
  第三者からそれをうかがい知ることは難しく、
  
  結果として出てきたアウトプット
  からそれを類推するしかありません。
  
  
  ただ、それは極めて曖昧な精度であり
  ありきたりなアウトプットだからとって
  
  その背後にある思考までもそうであったかは
  第三者にはわかりません。
  
  
  言語能力がありコミュニケーション能力の
  高い人は自分の意図を
  
  相手にとっての当たり前な概念で
  伝えるのではないでしょうか。
  
  とすると、コミュニケーションの受け手は
  相手の能力の高さには気付きにくいでしょう。
  
  しかし、それは多くの語彙から「これ」と
  思われるものを選んでいるわけです。
  
  
■ 上記はコミュニケーションを例にとりましたが
  思考が絡むことならすべて同じでしょう。
  
  何らかの課題を解こうと思考するとき
  使えるのは自らの知識と語彙力です。
  
  思考は言語として結実するので、
  語彙力がないと、
  
  考えたことをアウトプットとして
  外界に上手く示せません。
  
  
  結果として、思考の結果は語彙力に
  相当程度は依存することになります。
  
  
■ 思考力を鍛えるには語彙力も
  鍛えないとだめそうですね。
 

 今日の【まとめ】
 ■ 思考というのは第三者の目には見えない
 ■ アプトプットから思考の質を推し測るのは難しい
 ■ 思考力を高めるには語彙力が必要

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