目に見えないモノは苦手なお国柄?

ほぼエッセイ

ITの世界はハードウェアとソフトウェアに大別されます。前者は目に見える物体ですが、後者は(実行時には)目に見えないプログラムです。

ソフトウェアの世界はほとんどが欧米のもので占められていますし、ハードウェアも現在はアジアで作られているものがほとんどですが、ひと頃はハードウェアの世界は日本も結構頑張っていたのです。

ITが普及する前の家電製品は日本企業が強さを持っていましたし、自動車などは日本がかなりの存在感を示しています。スマホも部品に関しては日本製のパーツが多いようです。どうやら目に見えるモノに関しては日本は結構な強みを持っているようです。

しかし、これが目に見えないモノとなると様相が変わってきます。ソフトウェアに関しては日本が覇権を握ったと思えるようなものはありません。スマホもタブレットも、もちろんPCも、中に入っているソフトウェアのほとんどがアメリカ発です。

その理由はよく分かりませんが、もしかすると日本人は目に見えないモノを作ることが苦手なのかもしれません。投資よりも貯蓄を好む国民性というのも、現金というより目に見えやすいモノに愛着を感じているからなのでしょうか。

なんとも不思議なところです。

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