底面積が広く、高さもあるバランスの良い円錐をイメージする。

思考

具体と抽象の話をこのblogではよく取り上げています。このテーマを考えるとき、筆者の脳内には円錐がイメージされています。具体例が平面上に散らばっていて、それをカバーする円錐です。

多様かつ沢山の具体例を持っているほどにカバーエリアは広がります。そうすることで抽象概念から落とし込める具体の領域が広がります。これが底面積です。そこから共通的な構造を抜き出してどこまで抽象度を高められるかで、円錐の高さが決まります。その高さは、抽象化能力に依存します。一つ抽象概念(頂点)とそれがカバーする具体のエリア(底面積)により円錐がひとつできあがるというわけです。

この円錐の底面半径と高さの比率がどの割合であるのが適切なのか、今のところ筆者に答えはありません。体験の数を闇雲に増やし底面積の拡大だけに走っても、脳内で抽象度だけを上げ続けても、円錐の形は偏ります。そのどちらもバランスを欠いた人間になるでしょう。

とはいえ、円錐の体積は底面円の半径の二乗に比例しますが、高さには正比例です。もし、この円錐の体積がなんらかを意味するのであれば、高さを増やすよりも半径を大きくするほうが効果的です。つまり、頭で考えて抽象度を高めるよりも、体験により具体例(事例)を増やす方が良いということになります。

などという話も脳内で抽象論をこねくり回してみただけなので、意味があるかはわからないですが…。

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