UXという観点で見るとまだまだAppleかな。

IT

Appleの提灯記事を書くつもりはないのですが、たぶん今日もそうなります笑

UX(ユーザエクスペリエンス)という単語がIT業界で支配的になったはいつごろでしょうか。その前は単にUI(ユーザインタフェース)とかユーザビリティという単語で語られていたような気がします。

UXは概念的により広義であり、単に操作性とか使いやすさのレベルではなく、「体験」レベルでユーザに何をどう提供するか、という話になります。

2014年に行われたWWDCでは、Apple製品同士の連携がよりシームレスに行えるようになるというビジョンが示されました。ユーザはどのデバイスの前にいてもよく、時と場合に合わせてそのときに最適なデバイスを選択すればよい、という発想だと考えられます。

単一の製品の使いやすさを追求したユーザビリティだったり、単なるUIの工夫ではそういったことは得られないでしょう。日本の家電業界に元気がないのは、UIのレベルですら劣っており、UXのレベルに至っては全くといっていいほど手が出ていないからではないでしょうか。

UXに焦点をあげたとき、デバイスのスペック自体はウリではなくなります。ユーザがどういう体験ができるかが重要だからです。そういう意味では、PCの世界においてもAppleはスペックを前面に押しだすことはしません。むしろユーザ側が解体までしてスペックを確かめるぐらいです笑

これもまた、同社がいかにUXを重視しているかを示す恒例といえましょう。

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