「あの人は何もわかってない!」と言う前に。あるいは言った後でも。

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サラリーマンをやっていれば誰しも、「うちの経営陣は何を考えているんだ!」・「あの上司は何を考えているんだ!」「○○さんはこっちのことをなにも理解していない!」といった類いの言葉を吐いたり、思ったりしたことがあるのではないでしょうか。端的に言えば、「むかつく」というやつです。

会社という組織に属して何の不満もないという人はあまりにも希で、人はみな多かれ少なかれなんらかの不満や憤りを抱えて生きていることでしょう。

かく言う筆者も昔から口だけは達者なほうなので、いろいろなものにいけしゃあしゃあと文句を言ってはいます。でも、最近は思うのです。「果たしてそこから何かが生まれるのか?」と。

 

そもそも、相手は本当にむかつくようなひどい人ばかりなのでしょうか?

上記のような言葉は、案外に本人とは直接対話したことがないケースで吐かれる事が多いように思います。というか、大半がそうだったりするのではないでしょうか。

性善説にたつならば、人は誰しもなんらかの良い行いをしようとしているはずです。つまり、むかつく人だって、その人なりにいいことをしようとしているはず。実際にその人の主張を聞いてみると、なるほどと思う部分だってきっとあるはず。

この事を考えるたびに、7つの習慣にある第5の習慣:「理解してから理解される」を思い出すのです。

まずは相手の主張を理解しましょう、という習慣ななのですが、確かにその通りです。

 

自分の主張を否定されて心底喜ぶ人はいません。そして、自分の主張を否定する人間の主張を受け入れる人もほぼ皆無です。人には承認欲求があることを考えてもそれは無理からぬこと。

にも関わらず、相手の主張を理解しようとはせず、相手の主張を否定して自分の主張だけを行うことがいかに多いことか。これは組織だけではなく、政治でもよく見られますね。

 

他人に文句を言う、すなわち責任を他人に転嫁する「他責思考」と、自らに問題点を探したり自らが変わる「自責思考」のどちらがよりよい未来を生むでしょうか。筆者には後者に思えてなりません。

だからこそ、他人に文句を言う前に、あるいはうっかり言ってしまったあとでも、「自責思考」になって相手の主張を理解してみるのがいいのではないかと思うのです。

まぁ、言うはやすし行う難しなんですが…。

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