【IT論考β】 可視化されないものは理解されない。[#290]

IT

■ 企業のシステムには「見える化」を
  主眼に置いたものが多々あります。
  
  日々の活動にともなって作成される
  様々なデータも加工をしなければ
  単なる数字の羅列です。

  その数字から意味を汲み取ることは
  論理としては可能ですが、
  
  判断を求められるマネジメント層は
  単なるデータを読み解くほどヒマでは
  ありません、、、。
  
  
  したがって、それらの数字を加工し
  必要に応じてグラフ化するシステムが
  喜ばれるわけです。
  
  
  いま盛んに言われているビッグデータ活用も
  その中の一つといってもよいかもしれません。
  
  データとしては存在はしていても
  人間には理解しがたかったものを

  統計処理を施して可視化することで
  意思決定に活用するのです。
  
  
■ 基本的に人間というのは目に見えるものしか
  理解しようとしません。
  
  可視化されていれば「見る」だけですが、
  曖昧模糊とした概念は「考え」ないと
  分からないからです。
  
  したがって、コミュニケーションにおいて
  速やかに理解を得たいのであれば
  
  情報をどれだけ可視化された状態で
  渡せるかにかかっているといっても
  過言ではないでしょう。
  
  
  無論、言語化というのも一つの可視化です。

  脳内のイメージを文字によって表現
  可能な状態にしているといえるからです。
  
  「言葉にしなければ伝わらない」
  などといいますが、

  それはおそらく「可視化されないと伝わらない」
  と同義でしょう。
  

  もちろん、言葉でなくとも図や絵で示せる
  のであればそれでもよく、
  
  むしろ、その方が理解が的確かつ早いと
  言えるでしょう。
  
  
  いまのところ人間はテレパシーを
  使えるようになっていませんから、
  
  コミュニケーションを円滑に行うには
  何らかの形で可視化をすることが必要です。
  

■ どのような「見える化」が効率的・効果的かを
  考えながら過ごす必要がありそうですね、、。
  
 
 今日の【まとめ】
 ■ 人間は目に見えるものしか理解しようとしない
 ■ コミュニケーションを円滑に行うには可視化が重要
 ■ 見える化するスキルを磨くことが必要か?
 

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